海外の大手暗号資産取引所であるBybitは1月10日、インド国内向けのほぼ全てのサービスを一時停止すると発表した。
インド規制当局の最新の動向を受けての対応で、同社は現在、インドのVirtual Digital Asset Service Provider(仮想デジタル資産サービスプロバイダー)としての登録完了に向けて当局と協議を進めているという。
再開は数週間以内を予定しているという。
smart_toyAI要約
- Bybitはインドの規制当局の動向により、インド在住ユーザーへのサービスを一時停止することを発表した。
- 1月12日以降、インドユーザーは出金を除くすべての取引や新規注文が制限される。
- インドでの仮想デジタル資産サービスプロバイダーとしての登録完了まで制限は継続する見込みだ。
出金以外のすべての取引が一時中止
今回の対応により、インドのユーザーは1月12日以降、新規取引の開始や、同社プラットフォーム上のほとんどの商品へのアクセスができなくなる。
既存のデリバティブポジションについては、クローズオンリーモードとなるため、新規ポジションの追加や変更はできないものの、決済は可能となっている。
また、暗号資産と法定通貨の入金も制限されるが、出金については引き続き利用可能だ。
その他、コピートレードやトレーディングボット、P2P取引におけるインドルピー広告、各種キャンペーンへの参加、Bybitカードの利用なども停止される。
Bybitは数週間以内に登録手続きを完了させ、サービスを再開する意向を示している。
同社は規制遵守を重視する姿勢を強調しており、インド当局との協力を継続しながら、状況の改善に努めるとしている。