”仮想通貨の王”ビットコイン(BTC)とは?特徴や将来性を解説

仮想通貨を知らない人でも名前は聞いたことがあるほど有名なビットコイン。

そんなビットコインですが、「どんな特徴があるの?」「将来どうなるの?」といった方も多いのではないでしょうか。

この記事ではビットコインの特徴や将来性、取り扱いのある取引所などについて現役仮想通貨トレーダーが詳しく解説していきます!

ビットコイン(BTC)の概要

まずはビットコインの概要から見ていきましょう。

ビットコインのロゴ
名前
英語表記 / ティッカーシンボル
ビットコイン
Bitcoin / BTC
価格約 400万円
約 29,000ドル
時価総額ランキング
(CoinMarketCap調べ)
1位
発行主体なし
国内での取り扱いあり
発行上限数量2,100万枚
発行年2009年
時価総額約5,600億ドル
コンセンサスアルゴリズムPoW(Proof of Work)
公式サイト公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
公式ホワイトペーパーホワイトペーパー
公式Twitter不明
記事作成時点の情報です。

ビットコインは2008年にSatoshi Nakamotoと呼ばれる人物が論文が発表し、その論文を元に2009年1月に誕生しました。

ビットコインが誕生してから2017年までの8年程度は1BTC=1,000ドルにも満たない価格でしたが、2017年2月頃に1,000ドルを突破。

その後急激に価格が上昇し、2011年11月には最高値の約65,000ドルを記録。

2023年5月1日時点では最高値よりは落ちているものの約29,000ドルとなっています。

ビットコイン(BTC)の特徴

ビットコインの特徴として、以下の3点が挙げられます。

ビットコインの特徴
  1. 中央の管理者が存在しない、初めてのブロックチェーンを利用した通貨
  2. 世界中にリアルタイムに送金可能
  3. 半減期がある

1.中央の管理者が存在しない、初めてのブロックチェーンを利用した通貨

1つ目は中央の管理者が存在しない、初めてのブロックチェーンを利用した通貨であるという点です。

これまでの通貨はすべて中央の管理者によって発行・管理が行われていました。

例えば日本の法定通貨である「円」は日本の中央銀行が発行や管理を行っています。

アメリカの米ドルや中国の人民元などの他の国の通貨も各国で管理が行われています。

しかしビットコインは通貨を管理する組織が存在しません。

なぜそのような通貨が実現できたのかというと答えは「ブロックチェーン」にあります。

「ブロックチェーン」について簡潔にまとめると「たくさんのコンピュータでデータをコピーして管理しあう技術」です。

世の中に存在するデータは基本的には企業や政府がサーバーなどで管理をしています。

例えばあなたの銀行や電子マネーの取引履歴は各銀行や電子マネーの管理会社が、住民票は各自治体が管理をしています。

しかし、ビットコインの取引履歴はビットコインの管理に参加している世界中のコンピュータで記録を行っています。

つまり銀行や自治体など、一つの組織で管理をするのではなく、たくさんのコンピュータで管理をしているということになります。

また、取引履歴の改ざんも現実的には不可能となっています。

例えば銀行の残高を書き換えようと思えば銀行の管理会社のネットワークに侵入し、書き換えることは仕様上は可能です。(現実的には不可能ですが)

しかしブロックチェーンの場合はたくさんのコンピュータに同じデータが書き込まれており、それぞれデータの整合性をとっています。

そのため改ざんするためには世界中に散らばっているコンピュータのデータを書き換える必要があります。

このようにビットコインは中央管理者の存在しない、ブロックチェーンを活用した初めての通貨であるというのが1つ目の特徴です。

2.世界中にリアルタイムに送金可能

2つ目は世界中にリアルタイムに送金ができるという点です。

法定通貨で遠くの人とお金のやり取りをする場合、ご存知の通り銀行で振り込みをする必要があります。

特に海外に振り込みをする場合には最大で1週間かかることもあります。

一方でビットコインの場合は約10分で世界中のどこにいる人にでも送金することができてしまうんです。

最近では10秒もかからずに送金ができるリップル(XRP)やステラルーメン(XLM)と呼ばれる通貨も誕生していますが、ビットコインは振り込みの常識を変える通貨でもあるわけです。

3.半減期がある

3つ目は半減期があるという点です。

「半減期」という言葉は仮想通貨独自の言葉のため、聞いたことのない方も多いかと思います。

半減期は「マイニング報酬が半分ずつ減っていくこと」を指します。

ビットコインは特徴の1つ目でも解説したとおり、ブロックチェーン上で運営がされています。

このブロックチェーンで管理を行っている人のことを「マイナー」と呼ぶのですが、マイナーに支払う報酬が半減期ごとに半分に減っていくことを「半減期」と呼びます。

つまり、「半減期=原則として価値があがる」と捉えてもらえればOKです。

ビットコインの場合は2100年まで4年に1度半減期が設定されています。

つまり4年に1度の頻度でビットコインの価値が上昇していくと考えられるわけです。

実際にこれまでも半減期ではビットコインの価値が上昇しています。

ちなみに次の半減期は2024年と予想されています。

半減期はビットコイン以外にもライトコイン(LTC)やモナコイン(MONA)と呼ばれる通貨でも採用されています。

ビットコイン(BTC)の過去

次にビットコインの過去について見ていきましょう。

こちらがビットコイン/米ドルの過去の値動きのチャートです。

ビットコイン/米ドルのチャート
(出典:CoinMarketCap)

概要でも触れたように2018年までは1,000ドルにも満たない通貨でした。

しかし、2018年頃から値動きが激しくなっていきます。

2020年の後半から2021年4月にかけて急激に上昇し、一気に60,000ドルを記録します。

その後一度30,000ドル付近まで下落するも同年11月には再び上昇し、ビットコイン史上最高値の約65,000ドルを記録しました。

ビットコイン(BTC)の将来性

次にビットコインの将来性についてです。

ビットコインは以下のような理由から将来性があるのではないかと考えられます。

ビットコインの将来性
  1. 仮想通貨の普及
  2. 半減期の到来

1.仮想通貨の普及

1つ目の理由としては「仮想通貨の普及」が挙げられます。

仮想通貨は非常に急速にシェアを拡大しており、仮想通貨の情報を提供している「CoinMarketCap」によると20,000以上もの仮想通貨が存在しているとされています。

また、電子マネーが普及したように、これからの時代は仮想通貨が世間に浸透していくことも考えられます。

実際に「エルサルバドル」という国では2021年9月に法定通貨としてビットコインが採用されています。

このような事例が今後も増えていけば今以上に仮想通貨が普及し、同時にビットコインの価格も上昇すると考えられます。

2.半減期の到来

2つ目の理由は半減期の到来です。

特徴の3つ目でも上げたようにビットコインには半減期が4年に1度発生します。

半減期が起こることで実質的に価値が上昇するため、今後も4年に1度に割合で価値が上昇していくと考えられます。

実際に2021年11月にビットコイン史上最高値の約65,000ドルを記録したときにも前年に半減期が起きています。

このように4年に1度の半減期のタイミングでビットコインの価値も上昇するものと考えられます。

ビットコイン(BTC)を取り扱っている取引所

次にビットコインを取り扱っている取引所について見ていきましょう。

ビットコインは仮想通貨の中でも原点と言われる通貨のため、国内外問わずほぼすべての仮想通貨取引所で取り扱いがされています。

以下に国内外別の取り扱い取引所を掲載しています。

取引所名BTC(販売所)BTC(取引所)
bitbank
Bitflyer
BITPOINT
BTCBOX
Coincheck
CoinTrade-
DMM Bitcoin-
GMOコイン
LINE BITMAX-
OKCoin Japan
SBI VC トレード
Zaif
楽天ウォレット-
取引所名BTC(現物)BTC(先物)
Binance
Bitget
Bybit
KuCoin
MEXC
OKX

海外取引所はもちろんのこと、国内取引所においてもすべての取引所で販売所形式または取引所形式での提供がされています。

ビットコインのみを取引するのであればどこの取引所であっても取引ができるでしょう。

まとめ

この記事ではビットコインの特徴や将来性などについて解説しました。

ビットコインは仮想通貨の中でも「原点にして頂点」とも言える王様的存在です。

この記事を読んでビットコインに興味を持った方はぜひ仮想通貨取引所でビットコインを購入してみてはいかがでしょうか。

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