海外の大手暗号資産取引所であるOKXは1月8日、中国語の公式XアカウントにてFirefox上で悪意のある拡張機能が配信されていると警告した。
誤ってウォレットなどを接続するとフィッシング被害に遭う可能性があるという。
AI要約
- OKXはFirefox上で悪意のある偽拡張機能が配信されていると警告した。
- 誤ってウォレットを接続するとフィッシング被害に遭う可能性がある。
- 暗号資産の盗難被害は増加しており、十分な警戒と分散管理が重要だ。
FirefoxにOKXの偽拡張機能が出現
FirefoxはGoogle ChromeやSafariといったWebブラウザの一種である。
OKXによると、Firefox上で悪意のある拡張機能が配信されており、誤ってウォレットを接続することで、機密データなどを盗まれる可能性があるという。
OKXはFirefox上で拡張機能を配信していないため、公式サイトからサービスを利用するよう呼びかけている。
フィッシングによる被害が増加中
暗号資産の盗難被害に関してはフィッシングによる被害が増えている。
ブロックチェーンのセキュリティ会社であるCertiKは同社が発表した「Hack3d: Web3 セキュリティレポート 2024」内で、「2024年に最も大きな被害を出した攻撃手法はフィッシングであった」としている。
被害件数と金額は「296 件のインシデントで1,050,129,498 ドル≒1600億円」に上るという。
暗号資産関連のハッキングは今回のような非公式の拡張機能の他にも、メールや偽サイトなど、多岐にわたる。
大事な資金を守るためにも日頃から十分に警戒することや、万が一に備えて分散管理するなどが重要だ。